journal
いきなりスクリーンショットで恐縮です…
これはgoogleの画像検索で「チェックシャツ」と入れた時に出た結果。
世の中にはこんなにたくさんのチェックがあって、その柄によってラフにも、かわいくも、パンキッシュにもなって本当に奥が深いです。
でも、これらのチェックを見ていてなんだか…
いや、いいんです。いいのもあるんです。けど、どうも購買意欲を刺激されません。
配色がシンプルでパターンも単純なもの(例えば紺と白のギンガムチェック)はいいのですが、ちょっと色数が増えて柄が複雑になるとそれだけバランスを取るのが難しくなってきます。
少し乱暴な言い方をすると安っぽくなってしまう危険性が高まります。
「こっちだって他との違いを出すための企画大変なんだよ!!」
「そんなん言うんだったら自分で作ってみろ!!」
と、国内外から聞こえてきたような聞こえなかったような…
でもこの叫びは本当で、生地の企画ってとてもとても大変な事なんです。
特にチェックとなると無地よりもリスクが高まります。
それはなぜかというと、織物の構造を簡単にでもご理解いただいたうえで説明させてください。
(出典:clocomi)
上の図の様に、織物は経に長〜い糸が何千本も並んだところに、糸が緯に入っていって作られます。
そして、この長〜い経糸を機械にセットするのが本当に大変なんです。ここでは詳しく説明しませんが、もしご興味ある方がいらっしゃったらこちらをご覧いただければ詳しく説明されていますよ。
みなさんおわかりだと思いますが、大変な作業にはお金がかかります。
そしてもし仮にそれで織ったのが、極端な話1mだけだったとしたら、すべての苦労がその1mに集約されたとんでもなく高い生地ができあがります…
なので、たくさん作れば1mあたりの値段はある程度のところまで下がっていくというわけなんです。
でも、たくさん作るという事はたくさん使わなければ(売らなければ)なりません。
なんとなくチェック柄がリスキーなのがわかってきましたか?
珍しいチェック柄であればあるほど、普通だったら多くのブランドに使ってもらいにくくなります。なぜなら、その柄をブランドの個性として打ち出したいのに、たくさんのブランドが使っていたらそれが叶わないからです。
たくさん作っても使い切れない可能性が…そしてそれは在庫の山となり……ああ怖い。
「でも個性的なチェック柄が欲しい…!」
「でも叶わないからベーシックで当たり障りがない物を使おうか…いや…」
というジレンマが生まれてしまいます。
ここまで説明してきて何が言いたかったかというと、ホーローシャツでは「でも個性的なチェック柄が欲しい!」に大きく引っ張られているということ、つまりオリジナルでチェック柄の生地を開発しようと思っているということです!
大事なことなのでもう一度言います。
オリジナルでチェック柄の生地を開発しようとしています!
これからデザインの打ち合せを始めて、春にクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げようと思っています。
詳しくはこれから随時発信していきますので、ぜひご注目ください。
そしてお力を貸してください。
かっこいいチェックのシャツ、作らせてください。