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先日、山梨県の富士吉田市に出張してきました。
生地を作る際には、選んだ糸の組み合わせによる色がどう出るのかなどを確認するための「試織」というステップがありますが、今回はその様子を確認させてもらいに行ってきました。
今回生地の生産をお願いしたのは「前田源商店」。オーガニックコットンを使った織物を得意とする会社で、今年で創業から96年!
織り進められる生地を見ながらお話していると、予定していなかった様々なアイディアが浮かんできます。月並みな言い方ですが、やっぱり物事は現場で生まれます。
予定していたチェックに加え、その経糸を活かした大胆なストライプ、組織を変えて毛羽立たせる事で生まれるフランネルもラインナップに加える事ができるかもしれません。
こうやって、せっかく準備した経糸をフルに活かして、様々な種類の生地を作っていくというのは知っておくべき知恵ですね。
そして、織り進められている生地がこれ!
いいでしょ…
素晴らしいでしょ…!
めちゃめちゃかっこいいでしょ!!
自画自賛が過ぎますが、シミュレーションしたイメージがうまく表現されていて、単純に欲しい!と思いました。
この落ち着いた配色のシャツなら、大人の方がジーンズやチノパンなどのカジュアルな服と合わせてもしっくりきそうです。シャツワンピースなんかでざっくり着てもかっこいいだろうな…
ある程度の厚みもあるので、裏地を付けたりしてバッグや帽子などにも使えそうです。
この試織した生地が完成したら、サンプルのシャツを作ったりしながらクラウドファンディング立ち上げの準備に入ります。
「この生地で何か作りたいから欲しい!」「この生地でシャツをオーダーしたい!」という皆様の支援を募集することになりますので、5月中旬の立ち上がりをご期待ください。
そもそも何でクラウドファンディングを使わなければならないのか、その背景はまた改めてここに記したいと思います。
最後は「機神様」にお参りして帰ってきました。
素晴らしい生地が、これからも日本から生まれ続けますように。