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織物の町、富士吉田訪問

2017.04.13

_テキスタイル開発

fujiyoshidaloom

先日、山梨県の富士吉田市に出張してきました。

生地を作る際には、選んだ糸の組み合わせによる色がどう出るのかなどを確認するための「試織」というステップがありますが、今回はその様子を確認させてもらいに行ってきました。

今回生地の生産をお願いしたのは「前田源商店」。オーガニックコットンを使った織物を得意とする会社で、今年で創業から96年!

織り進められる生地を見ながらお話していると、予定していなかった様々なアイディアが浮かんできます。月並みな言い方ですが、やっぱり物事は現場で生まれます。

予定していたチェックに加え、その経糸を活かした大胆なストライプ、組織を変えて毛羽立たせる事で生まれるフランネルもラインナップに加える事ができるかもしれません。

こうやって、せっかく準備した経糸をフルに活かして、様々な種類の生地を作っていくというのは知っておくべき知恵ですね。

そして、織り進められている生地がこれ!

originalplaid

いいでしょ…

素晴らしいでしょ…!

めちゃめちゃかっこいいでしょ!!

自画自賛が過ぎますが、シミュレーションしたイメージがうまく表現されていて、単純に欲しい!と思いました。

この落ち着いた配色のシャツなら、大人の方がジーンズやチノパンなどのカジュアルな服と合わせてもしっくりきそうです。シャツワンピースなんかでざっくり着てもかっこいいだろうな…

ある程度の厚みもあるので、裏地を付けたりしてバッグや帽子などにも使えそうです。

この試織した生地が完成したら、サンプルのシャツを作ったりしながらクラウドファンディング立ち上げの準備に入ります。

「この生地で何か作りたいから欲しい!」「この生地でシャツをオーダーしたい!」という皆様の支援を募集することになりますので、5月中旬の立ち上がりをご期待ください。

そもそも何でクラウドファンディングを使わなければならないのか、その背景はまた改めてここに記したいと思います。

hatagamisama

最後は「機神様」にお参りして帰ってきました。

素晴らしい生地が、これからも日本から生まれ続けますように。

 

生地を作るためにコツコツと

2017.03.28

_テキスタイル開発

colorsamples2017

着々と進めています、生地の開発。

オリジナルの生地を作ろうと始めたこのプロジェクト、柄を決めるところまできました。

それまでには、作業の合間をみて地味な作業をコツコツやってきました。

plaidplaidplaid

まずはたくさんのチェックをデザイナーに作っていただき、柄の構図を決めます。

「この線は太すぎる」「アクセントカラーが目立たない」「この、色が混ざる感じがいいかも」

など色々な意見を出し合いながら決めたチェックの形、でも大きさが変わると全然印象が変わるので大変!

plaidsimulation2

plaidsimulation1

同じ構図とは思えないほど印象が一変します。

シャツになるならどのくらいの大きさがいいのか、カジュアルと綺麗めのバランスはどうするかを考えながらたくさんのシミュレーションをしました。

そして今日、糸の太さや風合い、配色の確認をして、ついに柄を決める事ができました。

これからも細かな点を確認していく必要がありますが、大きな一歩になりました!

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貴重なアーカイブを参考にさせてもらいながら…

テキスタイル開発プロジェクト始動!

2017.03.02

_テキスタイル開発

textiledevelopmeeting1

今日はオリジナルのテキスタイルを開発するための打ち合わせ第一回目でした。

何をいきなり!と思われた方は以前の投稿もお読みいただければ幸いです。

そう、ホーローシャツが考えるかっこいい生地を作りたいと思い、実現に向けて動き始めました。

今回は、具体的にどんな風合いのどんな配色の生地を目指すか、イメージの共有をする場でした。

ぼんやりと「こんな感じ!」というイメージがあっても、いざディテールを考えていくと決めなければいけないことがたくさん…

あれ、これ何かに似ているなと思ったらシャツのオーダーではないですか。

なんとなくイメージがあっても、細かいところまですべて決めきることはどんなに慣れた方でも難しい作業、ましてや初めての場合考えた事のない項目の連続に戸惑うばかり…

私はテキスタイルデザイナーではないので、少しの知識はあっても織物の設計をすることはできません。

素人であるこちらは、少しでもデザイナーの方の参考になるように、好きな色味や風合いを物や写真を見ながら伝えていきます。

今はお互いに「なんとなく」わかった状態。

でもその余白が、創作意欲をかき立てるんだと思います。

今月中にデザインの案をご提案いただく予定なのですが、今からどんな柄が見られるのか楽しみです。

皆様も、進捗を見守ってくださると嬉しいです。

本当は大好きなチェックのシャツ

2017.02.21

_その他 _テキスタイル開発

スクリーンショット(2017-02-04 13.05.27)

いきなりスクリーンショットで恐縮です…

これはgoogleの画像検索で「チェックシャツ」と入れた時に出た結果。

世の中にはこんなにたくさんのチェックがあって、その柄によってラフにも、かわいくも、パンキッシュにもなって本当に奥が深いです。

でも、これらのチェックを見ていてなんだか…

いや、いいんです。いいのもあるんです。けど、どうも購買意欲を刺激されません。

配色がシンプルでパターンも単純なもの(例えば紺と白のギンガムチェック)はいいのですが、ちょっと色数が増えて柄が複雑になるとそれだけバランスを取るのが難しくなってきます。

少し乱暴な言い方をすると安っぽくなってしまう危険性が高まります。

 

「こっちだって他との違いを出すための企画大変なんだよ!!」

「そんなん言うんだったら自分で作ってみろ!!」

 

と、国内外から聞こえてきたような聞こえなかったような…

でもこの叫びは本当で、生地の企画ってとてもとても大変な事なんです。

特にチェックとなると無地よりもリスクが高まります。

それはなぜかというと、織物の構造を簡単にでもご理解いただいたうえで説明させてください。

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(出典:clocomi

上の図の様に、織物は経に長〜い糸が何千本も並んだところに、糸が緯に入っていって作られます。

そして、この長〜い経糸を機械にセットするのが本当に大変なんです。ここでは詳しく説明しませんが、もしご興味ある方がいらっしゃったらこちらをご覧いただければ詳しく説明されていますよ。

みなさんおわかりだと思いますが、大変な作業にはお金がかかります。

そしてもし仮にそれで織ったのが、極端な話1mだけだったとしたら、すべての苦労がその1mに集約されたとんでもなく高い生地ができあがります…

なので、たくさん作れば1mあたりの値段はある程度のところまで下がっていくというわけなんです。

でも、たくさん作るという事はたくさん使わなければ(売らなければ)なりません。

なんとなくチェック柄がリスキーなのがわかってきましたか?

珍しいチェック柄であればあるほど、普通だったら多くのブランドに使ってもらいにくくなります。なぜなら、その柄をブランドの個性として打ち出したいのに、たくさんのブランドが使っていたらそれが叶わないからです。

たくさん作っても使い切れない可能性が…そしてそれは在庫の山となり……ああ怖い。

「でも個性的なチェック柄が欲しい…!」

「でも叶わないからベーシックで当たり障りがない物を使おうか…いや…」

というジレンマが生まれてしまいます。

 

ここまで説明してきて何が言いたかったかというと、ホーローシャツでは「でも個性的なチェック柄が欲しい!」に大きく引っ張られているということ、つまりオリジナルでチェック柄の生地を開発しようと思っているということです!

大事なことなのでもう一度言います。

オリジナルでチェック柄の生地を開発しようとしています!

これからデザインの打ち合せを始めて、春にクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げようと思っています。

詳しくはこれから随時発信していきますので、ぜひご注目ください。

そしてお力を貸してください。

かっこいいチェックのシャツ、作らせてください。