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大きな変化と小さな変化

2017.10.22

_その他 _シャツのディテール

rimtag

更新が2ヶ月も空いてしまいました…

この間、(私事ですが)息子が生まれ、それに伴ってアトリエの移転をしたりとかなり不安定な日々を送っていました。

そんなわけで、制作スケジュールがグチャグチャです…申し訳ないです(なんとか挽回できるよう努力します)。

 

そんな大きな変化の中で、小さな変化も。

それは織りネームの位置。

いままでは写真のように裾の表側に付けていましたが、だんだん自分でこれが目立つのが気になってしまい、裏側に隠すことにしました。

「アクセントになっていいよ!」と思ってくださっている方はその旨お申し付けくださいね。

 

さて、これから佐賀、国立、たまプラーザと受注会が続きます!

詳細はこちらをご覧いただき、ぜひお越し下さい。

皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

 

2016年も色々なシャツを作りました

2016.12.25

_サンプル紹介 _シャツのディテール

いや、今もめちゃめちゃ作っています。

2月まで作り続けます。

お待たせしている皆様、気長にお待ちいただければ幸いです…

とはいえ年末は振り返りをしたくなりますよね。今年も様々なシャツをオーダーいただき、毎回新鮮な気持ちで作らせていただいています。

2016flannelplaid

今年もこんな鮮やかなチェック柄のオーダーをいただきました。柄合わせは大変ですが、綺麗な色は目にもいいです。

2016roundplaid

そうそう、今年もやっぱり丸襟は人気でした。男女ともにオーダーをいただきましたが、ちょっと柔らかいニュアンスを出すのにはぴったりですよね。

2016roundgrey

2016roundwhite

定番の白シャツも、丸襟にすることで可愛らしく。

2016bandwhite

同じ白でも襟がバンドカラーになると雰囲気が一変します。一番上を留めればドレッシーに、いくつかボタンを外して着ればカジュアルにもなるバンドカラーやノーカラーも、今年人気の襟でした。

2016bandkhaki

でも、今年の一番人気はストライプだったと思います。

白シャツももちろん爽やかに着られますが、ストライプはそれ以上に清潔感が演出できる柄だなと思います。ステッチの具合を気をつければカチっとしすぎることもないですし、ラフに、でも清潔に着ていただける便利屋さんなんです。

2016regularstripe

2016stripeback

2016pinstripeblue

と、久しぶりにシャツの写真たっぷりでお届けしましたが、日常的にはinstagramでも紹介していますので、よろしければそちらも覗いていただければ幸いです。

さて、そろそろ制作に戻ります!それでは皆様よいお年を!

丸襟の丸はどんな丸

2015.08.18

_サンプル紹介 _シャツのディテール

roundcollar_white

皆さん、お久しぶりです。

しばらく6月にいただいたオーダー分を仕上げる日々が続いておりました。

そして今回、たまたま多かったのが丸襟のオーダー。

丸襟といっても、先端を小さく丸にしたものや、大きく弧を描くような丸、その中間など様々な解釈があります。

お客様とオーダーの際にお話ししたり、参考になるような画像を見ながらどんなニュアンスの丸にするのか決めていきます。

roundcollar_charcoal

やわらかでやさしい印象の丸襟は、やっぱり第一ボタンを留めて着るのがしっくりきます。

ただ、ボタンダウンにしたり、ヘチマカラーの様に大きく開く丸にすれば第一ボタンを開けてラフにも着られますので、どんな丸にしようかと楽しくご相談できればと思います!

ではまた!

嬉し恥ずかしの再会と襟の交換

2015.07.13

_その他 _シャツのディテール

shirtscameback

先日の大阪受注会で嬉しい出来事がありました。

まだholo shirts.の名前も無い4、5年前、シャツを作っている私の活動を面白がってくれてオーダーいただいた方がそのシャツと一緒に訪ねてきてくださいました。

大事に着てくださっていたことに感激しつつ、今見ると恥ずかしい仕上がり(否、当時のベスト!)に複雑な気持ちでしたが、懐かしさがこみ上げてきました。

そして、襟元の汚れが落ちなくなってきているとのことでしたので、襟の交換を行うことにしました。ここではその様子を少しご紹介したいと思います。

 

repair

身頃を傷つけないようにプチプチと台襟を外していきます。

partthecollar

無事に襟が外れました。

collars

そして、改良すべき点を確認しながら同じような襟を作ります。

生地ですが、白シャツは長年着ているとどうしても薄く黄ばんできてしまいます。
全く同じ生地もご用意できましたが、馴染みを考えて、組織違いでも色味の近い生成りの生地をご提案しました。

repairdone

新しい襟が付いて表情もリフレッシュされました。何回か洗うとさらによく馴染んでくれます。
これでまた長く着ていただけると思うと本当に嬉しくなります。

襟とカフスは首や手首に擦れて消耗の激しい箇所です。長く着て身頃は身体に馴染んできたのに着られない…と諦めずに、交換しましょう!
ホーローシャツでオーダーいただいたシャツでしたら、いつでも交換いたしますのでご遠慮なくご連絡ください。

襟交換:2000円(税別)
カフス交換:2000円(税別)
※別の生地を使っての交換はそれぞれ+1500円(税別)いただきます。

 

ではまた!

白シャツの研究はこれからも続く

2015.06.02

_サンプル紹介 _シャツのディテール

oxwhiteshirts

白シャツ好きですかー?

本当に好きで、白シャツばかり着てる方

物としては好きなんだけど、いまだに似合うものを見つけられていなくて着ない方

白シャツ事情は様々だと思いますが、ベーシックな服といって真っ先に挙がるアイテムのひとつではないでしょうか。

シンプルベーシックなだけに、素材の質感、ディテールが目立ちやすく、似合う似合わないがはっきりする残酷なアイテムだったりもします。

個人的にも大好きな白シャツですが、まだまだこれだ!というデザインバランスには出会えていません。というかずっと探し続けることになると思います。

今回試してみたのはコットンのピンオックスで作るカジュアルだけどクリーンなシャツ。

oxwhiteshirts_button

ボタンには以前ご紹介した磁器ボタン。よく見るとこのコロっとした形が現れてきてアクセントとして機能します。透明感のある白がクリーンな印象を強調してくれます。

oxwhiteshirts_cuffs

oxwhiteshirts_collar

ボタンダウンでもなく、特別小さくもないレギュラーカラーを第一ボタンを開けて着ることにチャレンジしたのですが、かなり改善の余地がありそうです。

研究ははじまったばかり。

デニムシャツ

2015.05.22

_サンプル紹介 _シャツのディテール

denimshirts

カジュアルにおける定番素材のひとつ、デニム。

ジーンズとして着るケースが多いと思いますが、着ていくほどに身体になじむ感じや、その人の動きが現れる色落ちは本当に魅力的です。

そんなデニム素材でシャツを作りました。
といっても、厚手のゴワゴワしたものではなくコットン/リネンの薄手の生地です。

denimshirts_collar

ダブルステッチを施しワークテイストに仕上げましたが、ボタンをマットな白の貝ボタンにしたことで、土臭すぎない上品さも残りました。

denimshirts_pocket

胸ポケットのボタンもいいアクセントに。

ちなみに、糸は白ではなく、生地の色味を見ながらごく薄いグレーをチョイスしています。白のように浮いてしまうことなく、馴染んでくれたのではないかと思います。

denimshirts_shoulder

denimshirts_cuff

denimshirts_hem

最初、生地にのりが付いてパリっとしているのは他のデニムと同じですが、この生地は洗っていくと、コットンの柔らかさにリネン特有のハリが加わった特徴のある風合いになっていきます。

着はじめはインナーのTシャツに青い色が付いたりと扱いづらさもありますが、そこは長い目でじっくり付き合っていただきたいと思います。

お客様のもとに旅立ったこのシャツ、しばらく経ってから会うのが楽しみです。

 

ボタンができるまで

2015.05.13

_シャツのディテール

buttons

いきなりボタンのお話パート2!

皆さんいつも何気なく留めているボタン、どんな風にできるか知っていますか?
ホーローシャツでは貝ボタンを使っています。これ、当たり前ですが貝殻から作られるんです。

takase_shell

高瀬貝をくり抜いたものです。職人がひとつひとつくり抜いた小さな円盤を、削って、穴を空けてボタンは作られます。
あんな小さいボタンを一個一個作っていくなんて(もちろん機械を使うのですが、管理やアシストには人の手が必要)なんと気の遠くなる作業…ありがたや…

 

kurocho_shell

kurocho_shell_up

これは黒蝶貝。黒ずんだ断面からわかるように、できるボタンも黒っぽい色をしています。

shirocho_shell

shirocho_shell_up

そしてこれは白蝶貝。ホーローシャツでは通常取り扱っておりませんが、より白さの際立つドレッシーなボタンです。

どうしてもこれがいいんです!という方はご相談ください。

他にも色々な貝殻があり、種類が違えば表情も全く変わってきます。ホーローシャツでも少しずつ品揃えを充実させていきたいと思っていますので、乞うご期待!

ちなみに、これらの貝殻、ボタン屋のタカシマさんで見られますので近くの方は是非行かれてはどうでしょうか。

ではまた!

磁器ボタン

2015.04.17

_シャツのディテール

 

ボタンが変わるだけで、シャツの雰囲気って面白いほど変わります。

生地のサンプルに一個ずつ乗せてみるとそれがよくわかりますのでオーダーの際に試してみてください。

さて、その中でも今回はちょっと変わったボタンの紹介です。

button_porcelain

磁器です。

しかも結構昔の物です。

nippon_button

詳しくはよくわからないのですが、パッケージの「NIPPON BUTTON CO. LTD」の文字から、輸出用に作られていたものではないかと思います。

ちょっと前に古道具屋さんでみつけて手に入れたものです。

二つ穴のコロンとした形、古いものならではの粗野な雰囲気も魅力で、麻や、少しカジュアルなコットンとの相性がよさそうです。

なくなり次第ご提供できなくなりますので、気になる方はお早めにどうぞ!

※磁器ボタンオプション(¥1000)

 

5月の受注会も引き続きご予約受付中です!

GWですが、夏のシャツを(もちろんオールシーズンも!)オーダーしにいらしてください。

 

ワンピースのこと

2015.04.10

_サンプル紹介 _シャツのディテール

onepiece1

ホーローシャツはシャツ屋ですが、なるべく柔軟にオーダーを承りたいと思っています。
(いや、ジャケットやボトムスなどはさすがに難しいですが…)

シャツと名のつくものの中でも、ワンピースが好きな方は多いのではないでしょうか?
バサッと羽織れるシャツワンピース、便利ですよね。

でも、ひとくちにワンピースといっても、皆様それぞれのワンピースを思い浮かべられていると思います。

「丈は膝下くらい、いやもっと長く」

「Aラインで裾の布がたっぷりしてるのが好き」

「肩はちょっと落ちてるくらいがいいな」

など、考えはじめたら服って本当に色々な要素の組み合わせでできているんだなと思います。

 

onepiece_side

side_seam

こんな風に、「ワンピースだったらポケットは必須!」という方のご要望にもお応えできるようにしております。

これからの季節、シャツ生地の軽やかなワンピースが活躍すると思います。

5月の受注会でオーダーいただければ6月初旬にはお届けできますので、今年の夏に活躍させてやってください!

それではまた次回。

※ワンピース変更オプション(¥4000)
※サイドシームポケットオプション(¥3000)

その他オプションは(how to order)をご覧ください。

ボタンの話

2015.03.31

_シャツのディテール

先日、ボタンダウンの話をしましたが、その主役、ボタンのことについて触れるのを忘れていました。

襟だけでなく、シャツの前やカフスを留める大事なボタン。
その機能面だけでなく、見た目にもとても大きな役割を担っています。いわばシャツの「目」といったところでしょうか。

ということで、ホーローシャツであつかうボタンを紹介したいと思います。

 

takase

まずは「高瀬貝」のボタン。

少しクリームがかった色をしていて、画像のように白い生地に良く合います。程よく厚みもあるのでカジュアルはもちろん、ビジネスシャツにも対応します。

 

tansui

次に紹介するのが「淡水真珠貝」のボタン。

真珠って貝からとれますよね。その真珠を作る貝のうち、海水でなく淡水の環境で育つものの貝殻から作られたボタンです。
ご覧の通り、マットな白さが特徴です。

 

bluedungary_tansui

そのため、鮮やかな色の麻や、表情のあるカジュアルな生地と相性抜群。
また、白い生地と合わせるとクリーンな印象が強調されますので、そのようなイメージのシャツがお好みの方は良いオプションとなります。

 

tansui3mm

お次は同じ淡水真珠貝でも厚みがあるタイプ。

この厚みがシャツの中でいいアクセントになってくれます。薄めのタイプが軽快さを演出するとしたら、こちらはやや重厚な感じ。
ただ、かっちりするというよりも、やさしくどっしり構えているという感じでしょうか。

 

dungary_tannsui3mm

カジュアルな生地と合わせるとやわらかな印象にもなります。

 

ボタンは、サイズを小さくすることでも印象が変わりますので、オーダー時によく相談しましょう。

ではまた次回!