journal
もう言葉はいらないくらい、ただただ美しい。
藍染の色のグラデーションは深みがあって、見ていて飽きることがないです。
僕は小さい頃から青が好きです。
その中でも、藍色はいつからか別格の存在になっていました。ダントツに好きです。
だから、藍色に染まった布でシャツを作るということはずっと憧れでした。
それが昨年、友人伝いで紹介してもらった島根の藍染工房『天野紺屋』との出会いがきっかけで夢が実現してしまいました。
嬉しくて嬉しくて、どんな生地がいいかな…どんなボタンが合うかな…
色々なことが頭を巡る日が続きました。
様々な実験をしていく中で「藍染と古いものって合う。」という発見をしました。でもなんでだろう。
藍染と言っても薄い色から濃い色まであって、どの色味も藍染の色。
そして、均一に染まっているように見えても微かにムラがあります。
この定まらなさがどこかこの色に人間味を与えているような気がするんです。
それは古いものにも感じられて、当時の技術で均一に作ろうとしたものは今見ると不均一だったりします。それが元々の質によるにせよ経年劣化で生まれたにせよ。
そんな「ゆらぎ」が私たちに安心感を与えてくれます。
ずっと自分のものだったかのような、でもそれらがどこかで過ごした時間の重なりも感じるような、不思議な魅力のあるもの同士が合わさったらどんなに素敵だろうか。
3月は、東京会場の金柑画廊からも徒歩圏内の古道具屋さん『Coupe』で見つけた古いボタンを、藍染のシャツに付けてオーダーいただくことができます。
お手入れについてもご説明しながら、長く藍染のシャツと付き合っていく方法もお伝えします。
この色の魅力は写真ではなかなか伝わりません。ぜひ実物を手にとって感じていただきたいです。
【東京会場】金柑画廊(目黒)
会期:3月5日〜8日 11:00〜18:00
(終日在廊は7日、8日/その他の日はアポイント制にて在廊)
【島根会場】BITOUP(YUTTE2F)(松江)
会期:3月20日〜29日 11:00〜19:00(火・水定休)
(在廊日20日〜22日)
【オーダー料金の目安(税別)】
●藍染のシャツ
→セミオーダーシャツ|30,000円~
→セミオーダー半袖シャツ|28,000円~
→シャツ屋のTシャツ|24,000円~
●その他のシャツ
→セミオーダーシャツ|20,000円~
→セミオーダー半袖シャツ|18000円〜
→シャツ屋のTシャツ|15000円〜
※生地や仕様によって変動します
※サイズはXS、S、M、Lから選べます
※藍染の濃度は浅葱、藍色、濃紺の3種/生地は綿麻生地 or 綿シルク生地が選べます
※古物のボタンは(+2000円/税別)のオプションにて承ります