飲食店で聞き馴染みのあるその名の通り「残り物」を組み合わせて、それを確かな技術で仕立てる服のことをそう呼んでいます。

服作りをしているとどうしても発生する「残布」。

大きい面積から、小さなものまでいろんな生地が使いきれずに残ってしまうのですが、今回は小さな生地まで活かすことができるキッズシャツを作りました。

一つとして同じものがない一点ものを「自分のもの」として着られる喜びが、お子様になんとなくでも伝わったら嬉しいです。

肩が綺麗に落ちて、ゆとりが前後に逃げるパターンは、ゆったりしているのにダボっと「着られている」感じになりにくいんです。

他にもオーバーサイズ〜ジャスト〜少し小さめのタイミングまで長く着られるように、工夫が詰まっていますので、下記にまとめました。

・ゆとりのある身幅と肩幅

大人服の小さめサイズに匹敵するようなゆとり（胸囲108cm、肩幅43cm）があるので、いろいろな体型のお子様に着ていただけます。かぶって着るのも楽ちんで「着させられている」感覚になりにくいはずです。（写真のモデルは134cm）

・スナップボタン

パチパチと留め外しができるボタンを使っていますので、お子様ご自身での脱ぎ着も簡単。

・筒状の袖

通常のシャツと違って、カットソーのような筒状の袖になっています。このことで腕まくりがしやすく、手を洗う時にさっと肘の上まで袖を上げることができます。折り返してしまえば暖かい季節でも軽やかに着ることができるので、活躍の機会も増えますよ。

少しちゃんとした格好をさせたいんだけど、子供はきちっとした服を着てくれない…

そんな時に「自分で脱ぎ着がしやすく快適」な「自分だけの」シャツは一つの答えになってくれるはずです。

窮屈さを感じないようにゆとりはたっぷり設けていますが、上質な生地（の残り）を使っていることで清潔感は損いません。

休日のお出かけに、発表会に、お食事に、様々な場面で活躍してくれます！