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カート

カートが空です

『シャツ屋のTシャツ(まかない)』ができるまで

まかないの材料を探しに

ホーローシャツの夏の定番『シャツ屋のTシャツ』

その中でも人気なのが「まかない」と名付けられたシリーズなのですが、毎年少量しか作れず売り切れてしまっていました。

今年は、その「残り物を確かな技術で仕立てる」というコンセプトを崩さず、より多くの方にお届けできるような企画を考えました。

その背景を知っていただきたくこのページを作りましたので、ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。

まかないとは?

飲食店で聞き馴染みのあるその名の通り「残り物」を組み合わせて、それを確かな技術で仕立てる服のことをそう呼んでいます。

服作りをしているとどうしても発生する「残布」

布が残ってしまう理由は様々ですが、これまではアトリエに少しずつ残った布を使って「まかない」を作っていました。

でも、今回の残布はある織物工場に残っていたものです。

どれも風合いがよく上質なんだけど、ちょっとした理由で表舞台に立つことはなかったものたち。

それらの布を引き取り、「まかない」として活躍してもらおうというのが今回の企画。

福田織物で見つけたまかないのもと

時は2024年8月、まだめちゃくちゃに暑かった掛川に話を移します。

福田織物はその地に1964年から続く機屋さん。その生地のクオリティは本当に素晴らしく、服を仕立てるために仕入れさせてもらうほか、先日はその生地の質感をいつでも楽しめるようにハンカチまで作ってしまいました。

そんな質の高い生地でも、様々な理由で倉庫に眠らざるを得ない「残り物」があると聞いて、いてもたってもいられず現地に向かいました。

まずは工場見学。織機が音を立てて生地ができていく様子、昔の生地をファイリングしたアーカイブなど、興奮しながら見させてもらいました。

そして倉庫を案内してもらうと、そこには布の山。

「ちゃんと足りるように作ったけど少し残ってしまったもの」

「微妙な染めムラができてしまってアパレルに採用されなかったもの」

「開発の一環で作ってみたもの」

どれもワケがあってそこにいるのですが、少し触っただけでも良いものであることがわかります。

『シャツ屋のTシャツ』にすることを考えながら、ひたすら見続け触り続け、引き取らせてもらうものを吟味していきました。

白、生成り、黒、濃紺の中から、色馴染みを考えて選び出した十数種類の生地たち。残り物と呼ぶにはもったいないくらいの素材です。

その素材たちを夏の相棒に

選び出した素材はこれから仕立てていきますが、なんせ残り物、数に限りがあります。たくさん選んだつもりではありますが、このタイミングで「これは欲しい…!」と思ってくださった方は、サイズを選んでオーダーができる先行予約でぜひ確保してください。

お客さまに「夏の服は全部これでいいと思います」と言わしめた自信作です。本当に2、3着あって助かる、夏の最適解の一つだと思っていますので、ぜひ手に入れてくださいね。

「まかない」ゆえ、その1着にどんな生地が含まれるかはランダムですが、様々な生地の表情をお楽しみいただけたら嬉しいです。

『シャツ屋のTシャツ』については、下の商品の「説明文」をご覧いただくか、こちらのブログをお読みください。

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