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絶賛開催中です。
4月7日〜19日(火曜定休)
12:00〜19:00
Roundabout(代々木上原)
窪田在廊日4/7,11,17,19
最新作にして最高傑作、パスポートジャケットを中心にご覧いただけます。
今回だけの特別オーダー(Roundabout別注)もぜひお手に取っていただきたいです。
通常盤よりもステッチが目立つことで、よりワークテイストが強まりました。
秋を見据えてコーデュロイやオリジナルのフランネルもご用意しましたので、
じっくり生地見本もご覧ください。
昨年の発表からお問い合わせの多い「シャツ屋が作るジャケット」ですが、つい先日命名しました。
『パスポートジャケット』
名前の由来については後述するとして、このアイテムの特徴や価格、オーダーの仕組みなどをご紹介しようと思います。
【仕様】
シャツ屋がジャケットを作るということ、これはずっとやりたくて、でも手をつけられていなかったことでした。
それが、森部さんというパタンナーとの出会いで昨年実現しました。
かしこまらず気軽に羽織れて、でも清潔感は備わっている。
簡単に腕まくりができて、Tシャツの上から着ると、なんかいい感じ。
そんな軽やかなジャケットを目指して、実際そんなアイテムに仕上がりました。
シルエットはゆとりがあって、でも肩は過剰に落ちすぎない、なるべくスタンダードの域を出過ぎないバランスにしました。
一見シンプルなこのジャケット、随所に(わかりにくいものも含めて)機能的なディテールが盛り込まれているのですが、その一つが「袖口」
シャツのカフスのような形の袖口の中、何か見えますよね…
これが「腕まくりがしやすい袖口」の秘密なんです。
これが普通の状態。
このボタンを外すと…
開、、、、かない!
そう。布でつながっていて開かない。
ということは、シャツみたいにブラブラしないので、
腕まくりしやすいんです。
一回だけ折り返しても、テーラードジャケットみたいにピン!とはねたりしないんです。
これは、ぜひ試着して体験してほしいです。
これがやりたくてこのクソ面倒なディテールを採用しました。
パタンナーの森部さんには「縫う人がいいならいいんですけどね」と、工場だったら絶対嫌がられるディテールの採用を後押し(?)してもらいました。笑
【価格とオーダーの仕組み】
このジャケット、価格は生地によりますが
30000円(税別)〜
です。
このジャケットに合うものだと32000円、36000円の生地が多いように思います。
というのも、普段シャツを作るのに使っている生地からもお選びいただけるのですが、ジャケットとして仕立て映えするものとそうでないものがあるんです。
オーダーの流れについて
・サイズサンプルの試着(XS〜L)
・生地、ボタンの選択
・オプションで着丈、袖丈の調整(それぞれ+2000円(税別))
これらを行ったりきたりしながらベストのバランスを探りましょう!
ちなみに、172cm 60kgの窪田は、Mサイズが程よい感じです。
(Lをバサッと着るのもいいし、Sなら着丈をプラスしてスッキリ着たい…)
誰かが着ている写真があればいいんですけど、追々掲載しますので、少々お待ちください。
【名前の由来】
このジャケットに何か名前を付けたいなというときに、頭にあったのは「旅をしたい」という思いでした。
軽くて柔らかくて、きちんと見えるけど楽に崩せる。
自由に海を越える事が難しかった年に完成したこのジャケットは、旅に連れて行くのにぴったりな要素がたくさん詰まっていました。
偶然、裏側に付けることにしたポケットも、パスポートを忍ばせておくのにちょうどいい。
それなら、ここから名前をいただこうと決めました。
『パスポートジャケット』
今年、いや来年、このジャケットとパスポートを手に色々な場所を旅できる日が来る事を願って作ります。
もちろん日々にもすんなり寄り添ってくれますので、ぜひお試しください。